.映画『ビューティフル・マインド』のあらすじ・感想
1947年、ウェスト・ヴァージニア出身の天才とも言えるジョン・ナッシュは名門・プリンストン大学の数学科に入学する。しかし、人付き合いが苦手である彼は、己の道を進む姿勢で他の学生と関わらずにいた。そんな彼をルームメイトのチャールズが励ましてくれ、成績不振となった時もどんな時もそうしてくれる日々を過ごした。ある出来事により、アダム・スミスの経済論の間違いに気づき、それが評価される事でようやく認められる時がきた。そして年月が経ち、ジョンは国防省からモスクワから傍受した数列の暗号を読み解く指令を言い渡される。そこから、彼の人生が大きく変わる。
| 制作 | 2001年 |
|---|---|
| 監督 | ロン・ハワード |
| 出演キャスト | ラッセル・クロウ エド・ハリス ジェニファー・コネリー ポール・ベタニー アダム・ゴールドバーグ |
目次
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主演キャスト「ラッセル・クロウ」映画一覧
- 『L.A.コンフィデンシャル』(1997) バド・ホワイト役
- 『グラディエーター』(2000) マキシマス・アエリウス・メリディウス役
- 『マン・オブ・スティール』(2013)ジョー=エル役
- 『アオラレ』(2020)トム・クーパー役
- 『ロビン・フッド』(2010) ロビン・フッド役
映画『ビューティフル・マインド』 に併せて観たい映画一覧
- 『チャイルド44 森に消えた子供たち』(2015)
- 『戦場のピアニスト』(2002)
- 『ハドソン川の奇跡』(2016)
- 『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)
- 『スノーデン』(2016)
『ビューティフル・マインド』のような実話を題材にした作品を好む方にお勧め出来る5作品となります。第二次世界大戦の波乱の中を生きるピアニスト『戦場のピアニスト』、連続幼児行方不明事件に焦点を当てた『チャイルド44』、世界で注目された大規模事故『ハドソン川の奇跡』、『オンリー・ザ・ブレイブ』、世界に影響与えるほどの国家機密を暴露するまでの専門家を描く『スノーデン』。現代に大きな影響、人知れず奮闘してきた人の背景を好まれる方には必ず見入ってしまう作品たちばかりですので、是非ともチェックしていただきたいです。
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映画『ビューティフル・マインド』を観た感想
20代男
ジョンは自分は天才と自負しており、周りとの価値観が異なってしまって溶け込む事が出来ていない為、唯一の理解者でもあるチャールズが彼にとって支えの一つとも言えます。支えのない完全孤独だったならば、彼の精神が病んでしまうのはもっと早く、取り返しのつかないものになっていたのかもしれません。天才だからこその先入観が周囲の認識の違いを窺えるシーンは数々あるので、注目するべき要素の一つでしょう。
・蝕む障害
ジョンを苛む病は当時の呼称となっているため、違和感を覚える方もおられるかもしれませんが呼称の変わった現在でも人間関係で苦悩する人が多いです。数十年も前ということもあり、尚のこと理解を得られず、周囲との確執が尋常ではなかったでしょう。そんな彼の生活を支える人達は彼にとって、かけがえのない偽りのない本物の愛情に溢れていたに違いありません。
・輝く演技力
主人公演じるラッセル・クロウは当時から有数の俳優でもあり、今作でも大きな期待を持たれていました。その期待も裏切らず、彼はジョンを見事に演じきり、主演男優賞を受賞しています。ストーリーを見ていくにつれて明らかになっていく事実を考えると、日常のジョンの仕草などのひとつひとつが魅力的になっています。数々の大作に出演してきたラッセル・クロウの若かりし姿も見られますので、彼の事を好きな方は必見です。
