.映画『リトル・ダンサー』のあらすじ・感想
イギリスの炭鉱町で暮らす11歳のビリー。ボクシングを習っていた彼は、偶然見かけたクラシックバレエに魅了される。父親の大反対を受けるも、ビリーは女子に混じって練習に没頭。その上達ぶりを観て、バレエ教室の先生はオーディションを受けさせようとする。…。
参照元:U-NEXT
制作 | 2000年 |
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監督 | スティーヴン・ダルトリー |
出演キャスト | ビリー役(ジェイミー・ベル) ウィルキンソン先生役(ジュリーウォルターズ) パパ役(ゲイリー・ルイス) トニー役(ジェイミー・ドレイヴン) 25歳のビリー役(アダム・クーパー) ジーン・ヘイウッド スチュアート・ウェルズ |
目次
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主演キャスト「ジェイミー・ベル」映画一覧
- 『キング・コング』(2005)
- 『ディファイアンス』(2008)
- 『タイタンの冒険』(2011)
- 『スノーピアサー』(2013)
- 『SKIN/スキン』(2019)
映画『リトル・ダンサー』 に併せて観たい映画一覧
『リトル・ダンサー』で描かれる「偏見」「スポーツ」「社会問題」「家族愛」をテーマにした5作品をお楽しみください。
- 『ミリオン・ダラー・ベイビー』(2004)
- 『ダンガル きっと、つよくなる』(2016)
- 『家族を想うとき』(2019)
- 『グッド・ウィル・ハンティング』(1997)
- 『スウィング・キッズ』(2018)
『リトル・ダンサー』と似た世界観を楽しみたい方におすすめの5作品です。
選手生命の年齢をすぎた女性がプロボクサーを目指す『ミリオン・ダラー・ベイビー』と男尊女卑が根強く残るインドで女子レスリングのオリンピックを目指す『ダンガル きっと、つよくなる』では、それぞれ偏見やステレオタイプに恐れず立ち向かう主人公と、社会問題を提起した心に訴えかけるストーリーが印象的です。
『リトル・ダンサー』では父と息子の関係が印象的ですが、『家族を想うとき』でも父親が家族のために奮闘するストーリーが描かれていて感動的です。
『グッド・ウィル・ハンティング』では、自分の境遇を理由に悲観的に生きる青年を主人公に、才能を伸ばそうとする教授の交流が描かれ、『リトル・ダンサー』でビリーの才能を評価するバレエ教室の先生との関係に通ずるものがあります。
そして、『リトル・ダンサー』でビリーが音に身を任せてタップダンスをするシーンに魅了された人におすすめなのが、タップダンスをテーマにした韓国映画『スウィング・キッズ』です。
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映画『リトル・ダンサー』を観た感想
20代男
イギリスで根強く残る貧困格差問題。炭鉱工業の仕事しか知らないビリーの父親は、「男なら炭鉱」「男なら強くあれ」「男ならボクシング」とビリーを制圧します。教育を受ける機会がないからこそ、ブルーカラー階級に生まれた子供たちは、親と同じ道を進むのが当然と思い込んでしまいます。ブルーカラー階級の人たちの劣悪な暮らしぶり、イギリスで蔓延るストライキ問題、貧困の悪循環など、イギリスの抱える社会問題が投影された作品となっています。
・パパの心境の変化が感動的
ビリーを強くするために、通わせていたボクシング教室で、バレエに魅了されたビリー。踊ること、跳ぶことに喜びを感じるビリーを受けられないパパですが、バレエを極めることによって自分とは違う未来をビリーに歩ませることができるかもしれないと気づくタイミングあります。頑固で短気なパパが、次第に自分の価値観を改め、ビリーのために今までしてこなかった決断を下していくように。父親が息子の幸せを思って動き出す瞬間は、とても感動的でビリーとパパの絆は涙を誘います。
・跳躍的なダンスシーン
バレエに魅了されるビリーは、日常的に聞こえてくる音に合わせて身体を自由自在に動かすようになります。時には、高くジャンプし、時には力強くタップダンスをし、次第に額には汗が流れ、次第に上がる息、全身で踊ることを楽しむビリーのダンスシーンは圧巻です。